| 1.フィラリアってな〜に |
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フィラリアは、蚊によって媒介されるとても怖い寄生虫です。
体長約17〜30cmのそうめんのような白い虫で、犬の心臓や肺に寄生し肝臓、腎臓などにも様々な異常をきたし、全身に悪影響がでます。犬の他にも猫、たぬきにも寄生し、非常にまれですが人の感染例もあります。 |
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| フィラリアの感染経路 |
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| 2.フィラリアが感染するとどうなるの |
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フィラリアに感染しても、はじめのうち目立った症状はありません。
しかし、年々様々な症状を現してきます。 |
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フィラリア症の症状 |
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食欲がなく、徐々にやせてくる
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元気がない
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散歩を嫌う
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ゲーゲーという咳や、呼吸が荒くなる
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お腹が腫れてくる(腹水の貯留)
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赤い尿をする。
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興奮すると倒れてしまう
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歯茎が白い
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その他 |
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上記に挙げた以外にも様々な症状があります。
特に、フィラリアの急性症状に大静脈症候群と呼ばれているものがあり茶褐色の尿(血尿)が特徴で、短時間で死亡してしまう場合もあります。
これは、大静脈内のフィラリア虫体が血液の流れを悪くし、そのため赤血球が破壊されるために起こると言われています。慢性症状の犬が急性症状を表す事もあります。 |
| 犬の心臓に寄生した犬フィラリア |
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| 3.フィラリアが感染しているかどうかわかりますか? |
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フィラリアに感染しているかどうかは、血液検査でわかります。
血液検査にもいくつかの方法があります。
おもに血液中のミクロフィラリア(フィラリアの子虫)を検出するものと、フィラリア成虫が出す特殊な蛋白質(抗原)を検出する方法があります。
前者は、フィラリア成虫がオスまたはメスのみの場合など、感染していてもミクロフィラリアがでない(オカルトフィラリア症)ことがあります。
後者の検査法の方がより確実に、感染しているかどうか検査できますが、寄生数が極端に少ない場合、陰性と判定される場合があります。またこの検査は特殊な検査キットを使用するため、検査費用はミクロフィラリア検査より一般的に高くなります。 |
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| 4.フィラリアは予防できます |
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さて、フィラリアに感染しないようにするにはどうしたらよいでしょうか? |
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1.
室内で飼育しているので蚊に刺される心配はない。
2.
蚊取り線香、マットを犬の周りにつける。
3.
うちの子は毛が密だから蚊に刺されない。
4.
うちはマンションの5階だから蚊はいない。
5.
まだ仔犬だからだいじょうぶ
6.
フィラリア予防は去年したからだいじょうぶ。
7.
フィラリア予防薬を飲んでいる。 |
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など、いろいろな声を聞くことができます。
でも、私たち人間が蚊に刺されないように肌を出さないような服を着たり、虫除けスプレー、蚊取り線香をたいても、あれーいつの間にか蚊に刺されてしまった!と言う経験ありませんか?
夏場は暑いのでお散歩は夕方にしますよね。
夕方は蚊がたくさん飛んでいますよね。
いくら毛が密な犬だって鼻に毛がはえていますか?
耳やお腹の毛は薄くないですか?
マンションの高層にだって蚊は入り込みますよね。
蚊取り線香の焚いているところに犬はじっとしていますか?
これでフィラリアに感染しなかった犬は結構運のいい方だと思われます。
地域差はありますが、ここ川越では外飼いの犬で3年予防しないと50〜60%の割合でフィラリアに感染すると言われています。
やはり、フィラリア感染を予防するには、毎月1回予防薬を飲むことが一番確実な方法と思われます。 |
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| 5.フィラリア予防薬はどんな薬? |
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予防薬は、蚊を避ける薬でありません。
飲んでいても蚊に刺されます。
では、どうして予防できるのでしょうか?
フィラリアはフィラリア感染子虫をもった蚊が犬の皮膚を刺すことによって体内に入り、その感染子虫が成長し心臓内で成虫になります。
予防薬は心臓に到達した成虫を死滅させることはできませんが、心臓に到達する前のフィラリアは死滅させる事ができます。
ですから、1ヶ月に1回薬を飲むのは、1ヶ月間に蚊に刺されて体内に入ったフィラリアの感染子虫を心臓に入る前に駆虫するという事です。
予防薬を始める時期は、蚊が出始めた1ヶ月後から蚊が出なくなるまでです。
その年の天候と住んでいる環境に左右されますが、5月〜6月頃から開始し、11月または12月までの投薬をお勧めします。 |
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| 6.もし、フィラリアに感染していたら... |
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不幸にも、フィラリアに感染していたらどうすればいいのでしょうか?
感染した犬の症状の程度、年齢、寄生している数、あとは犬の飼い主さんがどこまで治療を望まれるかにより対処の仕方が異なってくると思います。 |
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〜感染犬が若く、症状がまだ現れてない場合 |
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それ以上フィラリアの寄生数を増やさないように予防をすすめていきます。
ミクロフィラリア(心臓内のフィラリア成虫が産みます)が血液中に見られる場合、いきなり予防薬を飲ませる訳にはいきません。
もし飲ませた場合、血液中のミクロフィラリアが一度に死滅し、死滅したミクロフラリアが肺や腎臓その他の臓器の細い血管がつまってしまうことでショック症状を起こしたり、アレルギー反応を起こして具合が悪くなったり、死亡した例も報告されています。重篤な症状に至らなくても一過性に元気食欲不振になる犬は多く見られるようです。
その他に、成虫を直接駆除する薬もあります。
いずれの場合も、ショック症状が起きないようにステロイド剤を服用後にこれらの薬を投薬するのが一般的です。
ミクロフィラリア駆除後、健康な犬と同じ予防ができます。 |
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〜感染犬がフィラリアの重篤な症状があらわれている場合 |
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今後の予防より、現在の症状の緩和に努める対処療法が中心になります。
血液の流れをスムーズにするような薬、利尿薬、咳がひどければ鎮咳薬、ステロイド剤などが主に使用されます。お腹に腹水が溜まり呼吸が苦しい場合、お腹に針を刺して腹水を抜く場合もあります。 |
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これらの治療方法は1つの例にすぎません。
フィラリアの症状はまちまちで、治療法もこの限りではありません。
愛犬がもしフィラリアに感染していても、決してあきらめないで下さい。
獣医師とよく話しあって、自分の犬の治療方針をたてましょう。もちろん飼い主さん側がどこまでの治療を望むかによっても、大きく変わってきます。 |